味噌汁は朝より夜のほうが良い?塩分と睡眠の意外な関係
朝、湯気の立つ味噌汁。夜、ほっと一息つく味噌汁。
同じ一杯でも、飲む時間によってからだへの影響や感じ方は少し変わってきます。
SNSでは「朝味噌は元気が出る」「夜の味噌汁はむくむからNG?」など、いろいろな意見が飛び交っていますが、
実際のところ、味噌汁はいつ飲むのがいいのでしょうか。
この記事では、難しい専門用語はできるだけ避けながら、
味噌汁の塩分と睡眠・むくみとの関係を整理しつつ、
朝・夜それぞれに合った「ちょうどいい飲み方」を考えていきます。
味噌汁は「朝派」が正解?それとも「夜派」が正解?
1. 朝味噌のイメージ:からだが目覚める一杯
朝の味噌汁は、温かい水分・塩分・糖質・タンパク質がほどよく入っていて、
寝ているあいだに減った水分を補いながら、からだをゆっくり目覚めさせてくれます。
ご飯と味噌汁、少しの野菜や豆腐があれば、
血糖値の上がりすぎを抑えつつ、エネルギー源も補給できます。
2. 夜味噌のイメージ:ほっと落ち着く一杯
一方で、夜の味噌汁は、あたたかさと安心感で心をほぐしてくれる存在でもあります。
食事の最後に味噌汁を飲むことで、満足感が高まり「デザートの食べすぎ防止」につながるケースも。
ただ、気になるのが塩分とむくみ、睡眠への影響です。
3. 「朝が◎、夜は×」と単純には言えない理由
実は、味噌汁が「良いか悪いか」ではなく、
・味噌汁の“濃さ”(塩分量)
・具やだしの内容
・一緒に食べるもの
など、トータルのバランスで変わってきます。
塩分とむくみ、睡眠の関係をざっくり整理
1. 塩分をとりすぎると、なぜ「むくみ」を感じる?
塩分(ナトリウム)は、体内の水分バランスを保つ役割を持っています。
多くとりすぎると、からだは塩分濃度を薄めるために水分をため込みやすくなり、
結果として「むくみ」やすい状態になることがあります。
2. 夜遅い時間の高塩分は、睡眠に影響することも
夜に塩分をとりすぎると、寝ているあいだもからだが調整のために働き続け、
のどが渇いて何度も目が覚めたり、翌朝のだるさ・のどの渇きにつながることも。
とはいえ、味噌汁一杯で即「睡眠が台無し」とまではいきません。
「全体の塩分+味噌汁の濃さ」を見直すのが、現実的なラインです。
3. 味噌は“塩分だけの存在”ではない
味噌には塩分だけでなく、大豆由来のたんぱく質やアミノ酸、発酵によって生まれたうま味成分なども含まれます。
発酵食品として、腸内環境をサポートしてくれる可能性も。
つまり、味噌汁は「塩分」が気になる一方で、
上手に取り入れればメリットも多い一杯だと考えられます。
朝と夜、味噌汁の“役割”を変えてみる
- 「一日のスタート用」として、具だくさんでエネルギーと栄養を補う
- ご飯やパンだけでなく、野菜・きのこ・豆腐などを一杯に集約
- 前日の塩分が多かった日は、少し薄めにする
- 寝る直前ではなく、夕食時に楽しむ
- 塩分控えめのだし重視にして、具も軽めに
- アルコールや味の濃いおかずとセットで増えすぎないように
むくみ・睡眠が気になる人のための「味噌汁の工夫」
1. 「味噌を減らす」より「だしと具で満足感を上げる」
ただ薄めるだけだと「物足りない」と感じてしまい、結局ほかのおかずやお菓子が増えることも。
そこでおすすめなのが、だしと具材を工夫して、塩分以外の満足感を高めることです。
- きのこ(うま味と食感アップ)
- 海藻(わかめ・もずく・海苔など)
- 豆腐・厚揚げ(タンパク質と食べごたえ)
- 根菜(大根・にんじん・ごぼうなどで甘みと香り)
2. だしを「ヴィーガン仕様」で軽やかに
動物性のだしを使わないヴィーガン味噌汁でも、
昆布・干し椎茸・野菜くずだしなどを組み合わせれば、塩分控えめでも十分満足感のある一杯になります。
- 昆布+干し椎茸の合わせだしで、うま味をしっかり
- 玉ねぎの皮やにんじんのヘタなど、野菜のだしを活かす
- 最後にすりごまや少量のごま油を垂らして香りで満足感アップ
3. 「一日何杯まで?」のざっくり目安
からだの大きさや、ほかのおかずの塩分量によっても変わりますが、
一般的には「濃すぎない味噌汁を1〜2杯程度」を目安にしている人が多いです。
外食や加工食品が多い日は1杯にしてみる、
和食中心で薄味の日は2杯までOKにする、などその日の食事全体で調整していくイメージがおすすめです。
持病がある場合は「自分ルール」を医師と相談しながら
1. 高血圧・腎臓の病気がある人は要注意
高血圧や腎臓のご病気で塩分制限を受けている場合、
味噌汁の量や濃さは、主治医や管理栄養士の指示が優先です。
この記事はあくまで一般的な目安のため、
「自分の場合はどうか?」が気になる方は、
必ず医療機関で相談したうえで、味噌汁の飲み方を決めてください。
まとめ:味噌汁は「朝か夜か」より「どう飲むか」が大事
- 味噌汁は、朝なら目覚めと水分補給、夜なら心を落ち着かせる一杯として役立つ
- むくみや睡眠への影響は、「味噌汁そのもの」よりも、塩分のとり方全体とのバランスで決まる
- 塩分を減らしたいときは、味噌を極端にゼロにするより、だしと具材で満足感を高める工夫が現実的
- ヴィーガン味噌汁でも、昆布や椎茸・野菜だしを使えば、塩分控えめでもおいしく楽しめる
- 高血圧や腎臓の病気などがある場合は、自己判断せずに医師と相談のうえで味噌汁の量・濃さを決める
結局のところ、味噌汁は「朝だから良い」「夜だからダメ」という単純な話ではありません。
あなたの生活リズムや体調に合わせて、朝・夜それぞれの役割を決めてあげることが大切です。
明日からは、味噌汁を飲むときに
「今日はどんな一杯にする?」と自分のからだに問いかけながら、
小さな調整を楽しんでみてください。


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