常備しておくと安心なツナ缶。サラダにもパスタにもご飯にも合う、超・万能食材ですよね。
でも、フタを開けた瞬間にちょっと悩むのが「中の油(オイル)、どうする問題」

「カロリーがこわいから全部捨てる」「もったいないから全部食べる」――。
実は、このどちらかだけが正解というわけではありません。

この記事では、カロリー・栄養・環境の3つの視点から、
ツナ缶の油と上手につき合う方法をやさしく整理していきます。

ツナ缶の油、そもそも「食べても大丈夫」なの?

1. 油そのものは、基本的には「食用」

ツナ缶のオイル漬けに使われているのは、多くの場合菜種油・大豆油・綿実油・オリーブオイルなどの食用油です。 未開封で適切に保存されていた缶詰なら、油自体が危険というわけではありません。

2. ただし「高カロリー」であることは事実

油1gあたりのエネルギーは約9kcal。ツナ缶1個分のオイルをすべて使えば、
身の部分にプラスして、まとまったカロリーと脂質をとることになります。

ダイエット中や脂質制限が必要な人にとっては、この差がじわじわ効いてくることも。

3. 「油の酸化がこわい」という声も

油は、時間とともに空気や光、熱の影響を受けて酸化し、風味が変化していきます。
缶詰は密閉されているため酸化しにくい構造ですが、長期保存品や開封後の放置には注意が必要です。

ツナ缶を開けたら、常温に置きっぱなしにせず、その日のうちに使い切るのが基本です。

ツナ缶の種類で変わる「油との付き合い方」

オイル漬けツナ缶
  • 植物油にツナを漬けたタイプ
  • コクと満足感があり、料理に使いやすい
  • 油ごと使えばカロリー・脂質はアップ
水煮・ノンオイルツナ缶
  • 水やブイヨン・だしで漬けたタイプ
  • 脂質・カロリー控えめでさっぱり
  • 料理によっては物足りなさを感じることも

オイルにどれくらい栄養があるの?

ツナ缶に含まれるDHAやEPAといった魚の油由来の栄養素は、
身の部分にもオイルにも分散していますが、オイルが主役というわけではありません。

「オイルを全部飲まないと栄養がもったいない」というほどではない一方で、
「オイルを一滴でも口にしたら不健康」というほど極端に気にする必要もありません。

ケース別:ツナ缶の油を「捨てる / 食べる / 使い回す」判断基準

1. カロリーを抑えたいなら「軽く切って、料理で調整」

ダイエット中や脂質を控えたいときは、ざるやキッチンペーパーで軽く油を切るのがおすすめです。

  • 完全にギュッと絞る必要はなく、「流れ出てくるぶんを落とす」イメージでOK
  • その分、調理時に加える油(ドレッシングやマヨネーズなど)を少し減らす

2. おいしさ重視の日は「油ごと料理に使う」

今日はちょっとリッチに食べたい、という日には
ツナ缶の油をドレッシングや炒め油として活用するのも一つの手です。

油ごと使えるレシピアイデア
  • ツナ缶+オイル+レモン汁+塩こしょうで「即席ツナドレ」
  • 野菜炒めの最初の油代わりにツナ缶を投入
  • ガーリックライスやチャーハンの香りづけに少し加える

「今日は油を使う日」と決めて、他のおかずで揚げ物を減らすなどバランスを取るのもおすすめです。

3. 油を捨てるときは「排水に流さない」が鉄則

使わない油をシンクにそのまま流すのはNG。排水管のつまりや、環境負荷の原因になります。

  • キッチンペーパーや新聞紙に吸わせて可燃ごみへ
  • 古い紙パックに丸めた紙と一緒に油を注ぎ、固めてから捨てる
  • 市販の油凝固剤を使って固める

4. ヴィーガンなら「代替ツナ」で同じテーマを楽しむ

ヴィーガンの方は、そもそも魚由来のツナ缶は選ばないかもしれません。
そんなときは、大豆ミートやジャックフルーツを使った「ツナ風フレーク」が便利です。

  • オリーブオイル+塩+レモン+海苔(のり)で、魚介風の風味をプラス
  • オイルを多めにするとコクが出るので、ツナ缶と同じく「油を切る / 使う」を調整できる
  • オイルはオリーブオイルや菜種油など、好みの植物油に置き換え可能

コンセプトは同じで、「オイルの量を自分でコントロールする」ことがヘルシーさにつながります。

まとめ:ツナ缶の油は「全部捨てる or 全部飲む」ではなく、賢く選ぶ

この記事のまとめ
  • ツナ缶の油は食用の植物油で、基本的には食べてもOKだが、高カロリーなのは事実
  • オイル漬けはコクが出る分、脂質・エネルギーは高め、水煮はさっぱり低脂質
  • カロリーを抑えたい日は「軽く油を切る+調理の油を減らす」が現実的
  • 油を捨てるときは、排水に流さず紙に吸わせるなど、環境に配慮した捨て方を
  • ヴィーガンの人は、大豆ミートなどのツナ風食材で同じ考え方(油の量を調整)を応用できる

ツナ缶の油との付き合い方に、「絶対の正解」はありません。
その日食べる量・ほかの料理とのバランス・自分の体調やライフスタイルに合わせて、柔軟に決めていくのがいちばんヘルシーです。

次にツナ缶を開けるときには、「今日は油まで使う?それとも軽く切る?」と一言、自分に聞いてみてください。
その小さな選択の積み重ねが、からだにも環境にもやさしい食生活につながっていきます。

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